Excelで地図グラフ

グラフ要素
地図グラフの構成要素は大きく分けて3つあります。
地図グラフ
データの内容に応じて地図を色塗りしたものです。
 
付加表示
グラフ化したデータの値やエリア名など、エリアの属性を表示したものです。
 
タイトル
地図グラフのタイトルを表示したものです。
 
凡例
ランクの設定内容を表示したものです。
 

このページでは、付加表示と凡例表示について説明します。

付加表示
グラフ化したデータやエリアの名前を地図グラフ上に表示することができます。これらを「付加表示」と呼びます。
 
■付加表示の例(グラフ化データ)
 
付加表示として表示できるデータは、1.エリア名(都道府県名など)、2.グラフ化したデータ、3.その他のデータ、の3つです。
  付加表示に関するサンプルの設定内容を見てみましょう。ダイアログボックスの「基本設定」タブに「付加表示」欄があります。
 
 
■付加表示の指定
サンプルでは、(表示位置)「上」に、(表示内容)「エリア名表示」、(表示位置)「下」に、(表示内容)「追加データ表示」を表示する設定になっています。

表示位置

付加表示の表示位置は、エリアの中心点(これを「エリア原点」と呼びます)を基準にして、上、中、下のいずれかを指定します。
 
■上、中、下の表示位置
たとえば、「中」位置に「グラフ化データ」を表示する場合、次のように付加表示が行われます。
 
 
■グラフ化データを「中」に表示
上・下2つの場合と、上、下が単独で指定された場合の表示位置は次のように調整されます。
 
 
■上・下の表示位置
サンプルでは、「上」位置に「エリア名」、「下」位置に「追加データ表示」を行う設定になっていますので、次のように付加表示が行われます。
 
 
■表示位置「上・下」への付加表示

表示データの指定

付加表示するデータの種別は、コンボボックスの ボタンを押して指定します。表示しない場合は、リストから「なし」を選択してください。
■付加表示するデータ種別の指定

 

フォントの指定

付加表示のフォントは、コンボボックスの右にあるボタンを押して指定します。フォント指定用のウィンドウが表示されます。
 
■フォント設定パレット

 
ボタンを押すと、フォント色を指定する画面が表示されます。
■フォント色の指定画面

 

追加データ表示

グラフ化したデータ以外のデータを付加表示として表示することができます。サンプルでは、「作柄」の参考値として、「作況指数」を表示する指定になっています。
 
■追加データの指定

 
グラフ化データを「天気(今日)」に変更したので、追加データ表示の項目名を「最高気温」に変更してみましょう。
■追加データの表示例

 
■追加データの表示例
ボタンを押して、これまで設定した仕様で地図グラフを描画してみましょう。
■地図グラフの例

凡例表示
ランク設定の内容である「凡例(はんれい)を地図グラフの要素として表示することができます。
 
■凡例表示の例
 
凡例の表示仕様は、ダイアログボックスの「基本設定」タブにある、凡例欄で指定します。
 
■凡例の仕様設定

凡例の表示ON/OFF指定

凡例を表示する場合は、この項目をチェックします。
 

[地図描画]ボタンで地図を再描画する時、この項目にチェックがある場合(ON)は既に表示されている凡例は消去され、既定のフォーマットで凡例が再表示されます。
凡例の表示位置移動、あるいはサイズ変更などを行った場合は、このチェックを外して(OFF)地図の再描画を行ってください。

縦間・横間

凡例の各要素間の間隔を指定します。 ボタンを押して値を指定します。単位はポイントです。
 

セルの行の高さ、列の幅の標準はそれぞれ13.5ポイントと54.0ポイントです。
間隔を指定するときの目安にしてください。
■ 標準の行の高さと幅
 
■縦間・横間

コメント

凡例の下部にコメントを表示する場合は、ここに内容を入力します。コメントは2つまで指定することができます。
■コメント表示の例

表示位置の指定

ボタンを押すと、凡例の表示位置を指定することができます。
凡例の表示位置は、ワークシートのセル位置で指定します。シート上に位置を指定する が表示されますので、任意の1セルを指定して[OK]ボタンを押してください。
■凡例の表示位置指定